中古住宅の購入やご自宅の状態確認の際に注目されているのが
**「住宅インスペクション(建物状況調査)」**です。
国も普及を進めており、近年は不動産会社から
「インスペクションを受けますか?」と聞かれることも増えました。
しかし、
- 具体的に何を調べてくれるのか
- どんな建物が対象なのか
- 費用はいくらぐらいなのか
- 本当にやる意味があるのか
分かりにくい点も多いのが現状です。
この記事では、建築士によるプロの視点で
住宅インスペクションを分かりやすく解説します。
住宅インスペクション(建物状況調査)とは?
住宅インスペクションとは、
建物の現状を建築士などの専門家が客観的に調査することです。
特に中古住宅売買では、
「購入後に不具合が見つかった」「説明と違った」というトラブルを避けるため、
国土交通省が制度化した信頼性の高い調査手法です。

インスペクションで分かること
- 構造上の安全性に関わる劣化や不具合の有無
- 雨漏りや水漏れなど重大な不具合の可能性
- 外壁・屋根・基礎の状態
- 設備の動作状況(給湯器、換気、電気など)
- 修繕やリフォームが必要な箇所の指摘
- 今後必要となるメンテナンスの目安
専門家が建物を中立・公正な視点で評価するため、
購入する側も売る側も安心できる情報になります。
対象となる建物は?
住宅インスペクションは以下のすべてが対象です。
戸建住宅(木造・鉄骨造・RC造)
築年数に関わらず調査可能です。
古い建物ほどメリットが大きい傾向があります。
マンション(専有部)
- 室内の劣化状況
- 水回り設備の状態
- 給排水・換気設備の動作確認
などを中心に確認します。
共同住宅・長屋など複数住戸タイプ
構造や規模に応じて調査範囲を設定します。
住宅インスペクションの流れ
Arist では、初めての方でも安心できる流れで調査を行います。
① 事前ヒアリング(オンライン・電話可)
- 建物の所在地・構造・築年数
- 気になる箇所の有無
- 目的(購入前/売却前/自宅の状態確認)
などを確認します。
② 調査当日(現地調査)
90~180分ほどをかけ、以下を確認します。
外部調査
- 屋根(目視可能範囲)
- 外壁のひび割れ・浮き
- 基礎の欠損・クラック
- 雨樋・バルコニー・擁壁の状態
内部調査
- 天井・壁・床の傾きや劣化
- 断熱材の不足や劣化の兆候
- 建具やサッシの不具合
- 床下・小屋裏(入れる場合)
- 水回りの動作確認
- 換気・給湯・分電盤など設備の状態
非破壊検査
必要に応じて以下を実施(追加費用なし)
- 赤外線カメラによる漏水・断熱欠損の簡易チェック
- レーザー距離計によるゆがみ測定
- 水平器による傾き確認
③ その場で簡易報告(口頭)
現地でわかる範囲は、その場でわかりやすく説明します。
④ 報告書(写真付き)を作成・納品
通常 3〜5 日で PDF をお届けします。
住宅インスペクションの費用相場
一般的な費用相場は以下の通りです。
| 建物タイプ | 相場価格 |
|---|---|
| 木造戸建(30坪前後) | 50,000〜70,000円 |
| 鉄骨造・RC造戸建 | 70,000〜90,000円 |
| マンション専有部 | 35,000〜55,000円 |
※オプションで床下・小屋裏に入りにくい場合があるため
追加作業が必要な際は事前に説明します。
住宅インスペクションのメリット
① 中古住宅購入の失敗リスクを減らせる
購入後、数十万円〜数百万円の修繕費が発生する可能性があります。
インスペクションはそのリスクを事前に回避できます。
② 売る側も「安心して売却」できる
売主にとっても「建物の状態が明確」になるため
トラブル防止に役立ちます。
③ 修繕計画が立てやすい
- どこを
- いつ頃
- どの程度の費用で
直すべきかが分かります。
④ 専門家による“中立・公正”な意見
不動産会社や施工会社に偏らず、
建築の専門家が第三者として評価するため非常に信頼性が高い。
どんな人におすすめ?
- 中古物件の購入を考えている人
- 新築を建てた後の状態を確認したい人
- リフォーム前に現在の問題点を把握したい人
- 建物の老朽化が心配な人
- 売却前に建物の状態を明確にしておきたい人
Arist のインスペクションが選ばれる理由
① 建築40年・多資格の“総合診断”
一般の診断と違い、構造・設備・仕上げを総合的に判断可能。
② 設備設計一級建築士による設備チェックができる
給排水・電気・換気など
「見落とされがちな設備の不具合」に強い。
③ 写真付きの分かりやすい報告書
専門用語を避け、誰でも理解できる構成。
④ AI・3Dスキャナなど先端技術の導入
必要に応じて
- 点群解析
- 赤外線カメラ
- 簡易AI診断
なども活用。
まとめ:住宅インスペクションは“安心を買う調査”
住宅インスペクションは、
建物の専門家が中立の立場で状態を確認し
購入や修繕の判断に役立てられる非常に有効な手段です。
特に中古住宅では、
見た目では分からない劣化やリスクを早期発見できるため、
費用以上の価値があります。
Arist は、40年以上の実務経験と多資格を活かし
お客様の不安を「安心」に変える調査を提供いたします。


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